低身長 | キセラ川西オリヴィエのまえかわこどもクリニック |川西市火打 小児科

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低身長・成長障害

低身長・成長障害

低身長とは“同性、同年齢の平均身長より2SD以上身長が低いもの”と定義されます。-2SDとは統計学的に同年齢・同性の100人のなかで前から2.3人目になります。
確率的に目立つ低身長であれば、成長ホルモンの分泌が少ない場合があるため、医学的に検査をしてみる価値があります。そのうち治療が適応となる病気は5%以下と言われています。背が低いと劣等感を持つことで子どもが悩むことがありますので、成長ホルモンによる治療や原因となる病気を早期発見して治療することで生活の質を上げ、前向きになることも出てくるでしょう。
成長ホルモン補充が必要な病気には、成長ホルモン分泌不全性低身長だけでなく、染色体異常であるターナー症候群やプラダー・ウィリー症候群、軟骨無形成症、軟骨低形成症、そして慢性腎不全性低身長症、SGA性低身長症でも成長ホルモン治療を行うことが認められています。

下記の項目に該当することがあれば、気軽にご相談ください。

  • ① 身長標準偏差スコアが-2.0SD以下である場合

  • ② 成長速度が5cm/年以下である場合
  • ③ 成長曲線が気になるパターンを示す場合
  • ④ 小さく産まれて大きくなっていない場合
     下記参照(SGA性低身長症

✩ 受診時に成長記録があると成長曲線が描きやすくなります。今までの身長、体重の記録をご持参ください。

成長ホルモン分泌刺激試験

アルギニン負荷試験、クロニジン負荷試験、L-DOPA負荷試験、GHRP-2負荷試験は外来で行っています。事前に副作用や前日から当日までの過ごし方を説明の上、平日の午前中に施行しています。

SGA性低身長症とは

SGAとは英語の“Small‐for‐Gestational Age“の略で、お母さんのお腹の中にいる期間(在胎週数)に相当する標準身長・体重に比べて小さく生まれることをいいます。
SGAで出生した小児が3歳までに追いつかない場合には,小児期を通じて低身長のまま経過することが知られており,そのような低身長のこどもはSGA性低身長症と呼ばれる病気になります。
身長と体重が100人中小さいほうから10番目以内に入るとSGAと診断します。そのうち約90%は、2-3歳までに成長が追いつきますが、追いつかない場合は、SGA性低身長症が疑われます。問診や成長ホルモンの検査、手のレントゲン検査の結果SGA性低身長症と診断されると保険診療での成長ホルモン補充療法が適応となります。 

SGAの判定基準は下記の表のようになります。
低身長があり、この基準に当てはまるようであれば、一度ご相談ください。 

SGAの診断基準

思春期早発症について

思春期とは、こどもが成長しおとなになっていく過程で、心身ともに変化する時期のことで、男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく体が変化し、著しい身長の伸びを認める時期をさしています。この思春期が何をきっかけになって始まるかは現在でもまだ正確にはわかっていませんが、結果として性ホルモンが上昇することにより、性差がはっきりしてきます。
通常、女の子は10歳頃、男の子は12歳頃よりはっきりしますが、それが、2〜3年程度早く始まってしまうのが、思春期早発症です。

思春期早発症で問題になることは、以下の3点です。

  • ・早期に体が完成してしまうために、一時的に身長が伸びた後、小柄なままで身長が止まってしまうこと
  • ・幼い年齢で乳房、陰毛、月経などが出現するために、本人や家族が戸惑う心理的、身体的、社会的問題が起こること
  • ・まれではあるが、脳などに思春期を勧めてしまう原因になる病変がないかを確認する必要があること

当院では大学病院小児科や病院小児科と連携して専門医による負荷試験や頭部MRIを依頼し、治療が必要となれば当院で治療を行っています。当院でGn-RH負荷試験、性腺ホルモン検査や一般採血、手根骨レントゲンでの骨年齢の測定を行うことも可能ですので、身長が急速に伸びた場合や小学校低学年で二次性徴発来があれば受診ください。男性の医師のよる診察が心配なら女性の小児科医による診察も可能ですので、ご相談ください。

参考HP
日本小児内分泌学会

成長ホルモン治療について

成長ホルモンが適応となれば、在宅自己注射が必要となります。その場合は医師、看護師より十分に在宅自己注射治療についての説明を受けていただき、納得の上で自宅での自己注射を行うことになります。院長は成長ホルモン治療については15年以上の治療経験があり、現在も兵庫医科大学病院で低身長、夜尿症、腎臓外来を継続して行っていますので、今後も見通しや治療効果等についても経験豊富です。気になることがあればご相談ください。

参考HP
子どもの低身長を考える成長相談室
成長ホルモン治療ナビ
成長ホルモン治療 情報サイト

性腺抑制療法について

早くに出現した思春期を一旦止めてしまい、適切な時期に発来するようにする治療が性腺抑制療法です。1回/月のLH-RHアナログの皮下注射が院内で必要となりますので、当院で治療を継続して行います。

問診票ダウンロード

当院では、初診時に現在の状態を分かりやすく伝えるための「低身長・成長障害・思春期早発症 問診票」を印刷してご記入できるようにホームページにPDFファイルをご用意しております。
事前にご記入の上ご持参いただくことで、受付がスムーズに行えます。
時間短縮につながりますので、ぜひご活用ください。

寄稿しました
『広報かわにし みらいふ』2017年9月号に”意外と知らない体の話”として成長障害について寄稿いたしました。
くわしくは『広報かわにし みらいふ』2017年9月号の23ページをご覧ください
広報かわにし みらいふ
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