ブログ|キセラ川西オリヴィエのまえかわこどもクリニック 小児科

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百日咳を予防しましょう!

2019年8月16日

全国で百日咳が増えています。小学生や中学生でも咳が長引く場合、考えるべき病気の一つです。

生後3か月からの乳幼児は4種混合で計4回の接種を行いますが、徐々に免疫は無くなり、年長になると再び罹患することが出てきます。今年に入っても川西市でも数名罹患者がいました。

特に生後3か月以内のワクチン未接種の乳児がかかると重症になります。以前、私が勤務していたベリタス病院で乳幼児の百日咳で無呼吸となり、緊急で搬送された赤ちゃんが数名いました。私はささやま医療センター小児科に勤務時に百日咳に罹患した乳児の治療を行った時、その結果や考察を日本小児科学会でも報告したことがあります。

百日咳予防はワクチンが基本です!
できれば、小学校就学前に三種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳)+不活化ポリオワクチンの接種、11才から13才までの二種混合の代わりに三種混合を推奨します。

ちなみに私の長男も二種混合の代わりに三種混合を接種しました。ただ、二種混合に比べて局所反応が強く出るため、接種部位の腫脹が強くでることがあります。

それでも、是非余裕がある方は任意接種となりますが、二種混合の代わりに三種混合を打ちましょう。