川西市内の小児の感染症状況について
2023年11月27日
当院では発熱患者さんは時間指定予約で診療しています。川西市内では令和5年11月現在、インフルエンザだけでなく、アデノウイルス、溶連菌、ヒトメタニューモウイルス等の感染症を認めています。詳細は川西市医師会の感染症情報(http://kawamed.or.jp/survey/index.html)を参照ください。私が小児科医となって23年アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱、流行性角結膜炎、感染性胃腸炎含む)、溶連菌感染症に関してこれだけ流行した経験がありません。幸い小児では新型コロナウイルスは10月ごろからほとんど見られなくなっています。
私としては受診を希望する発熱患者さんを可能な限り診療したいのですが、昨今の報道でもありますように11月に入ってから必要な内服薬も薬局で十分に用意できません。ウイルス等の検査キットも入らないことも増え、診療の質を保つためには予約制限をせざるを得ません。発熱外来を予約された方については当院で可能な限り診療を行い、必要に応じて高次医療機関を紹介しますので、お手数ですが受診希望の方は発熱外来を予約ください。
新型コロナウイルスの感染は小康状態となっていますが、今後再度流行する可能性も十分ありますので油断できません。しばらくは発熱の方は時間指定予約での診療となることをご了承ください。
市内では多くの感染症が流行しているため当院受診の際は基本的な感染対策であるマスク着用(2歳以上の児と家族)手指消毒をお願いいたします。