当院の新型コロナウイルス感染症の現状③
2022年7月10日
7/4-9にかけて再び新型コロナウイルス感染症の陽性者が増加(12名→24名)、さらに7/11-16で42件と増加しています。
その中には2月に陽性だった方も2回目の陽性の方もいます。小児では幼少児でウイルス性感冒、手足口病、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症、アデノウイルス感染症、その他の喘鳴を伴うウイルス感染症(ライノウイルス等と思われる)のこども達もいます。発熱のみでは十分な診療ができないことが生じています。発熱で当院受診の多くの方は新型コロナウイルス感染症の検査やその他のウイルス検査をした上で身体診察になることをご了承ください。昨年度から新型コロナウイルス感染症のこどもたちを700名以上診療していますが、当院では未だに小児では重症者はほぼいません。
私としては現在のように家族、兄弟の濃厚接触者の特定や隔離、感染者の長期の隔離が必要かは大変疑問です。新型コロナ感染者の10日間隔離とそれに伴う濃厚接触者の7日間隔離は再考する必要があると思います。我々は保険診療をしている以上、ルールに則り診療をする必要があるので、新型コロナウイルス感染症の感染者やその濃厚接触者のご家族はまだまだご不便があるかと思いますが、ご了承ください。