夜尿症について①
2019年10月2日
夜尿症とは、5才以上で3回/週、夜間に尿が出ています状態のことをいいます。夜尿症自体は直接命に関わる状態になることは非常に少ないです。夜尿症の治療を行うことも小学校入学後に行うことが多いので、相談される場合は小学校以降で問題ないことが多いです。
ただし、その中で一部に急ぎの治療が必要な病気の前兆のこともあります。当院では開院後、夜尿症のこどもさんは200名以上診察していますが、重症の小児糖尿病の初期であった場合や先天性の腎臓病の場合、移植が必要となる腎不全の場合もありました。その場合は病気に応じて適切な病院を紹介して速やかな治療を行うことができています。
単なる夜尿症や昼間のお漏らしが続いて、気にあるようであれば一度、ご相談ください。問診と本人の診察の上、治療が必要かどうかを判断いたします。